IELTS ( International
English Language Testing System ) は、英国・カナダ・ニュージーランド,オーストラリア等に正規留学したり(アカデミック・モジュール)、労働ビザや永住権を取得する(ジェネラルトレーニング・モジュール)際に、本人の英語力を証明するために必要な試験です。それぞれ、Listening,
Reading, Writing, Speaking の4セクションからなり、試験結果は0~9・0までのOverall Band Scoreで算出されます。

解答用紙はマークシートでは無く、全問記述、論文2題もハンドライティングによる手書きです。スピーキング試験も、PCに向かって一斉にがなり合っている様な砂を咬むようなTOEFL iBT と異なり、試験官との1対1の対面試験です。
そこで求められているのは、塾で身に付けたような薄っぺらな知識や、本屋さんで売ってるようなハウツー本の暗記知識では戦えない、人間としての総合力です。
よく生徒が苦笑しながら話してくれます、「ネイティブ教師に『フィナンシャルタイムズ』や『インディペンデント紙』を読むとIELTSの受験勉強になりますよって言われましたよ!」と。でもこれは、あながち的外れな話でもないのです。
それは、問題をよく見るとわかるはずです、専門用語を知らなくても、一般常識さえ厚ければ解ける問題であることが。自分が知らない専門用語が並んでいたとしても、その場所を飛ばして読み進んでも解けるような問題になっているはずです。
IELTS が試そうとしている能力は、人間として基本の知性です。題材が扱っている専門知識ではありません。基本的な語学能力(英語でも日本語でも)をしっかりと身につけ、論理的思考法、考えをまとめる力、知らない単語を前後関係で類推できる力をつける学習をすれば、解くことが楽しくなる、画期的な試験です。
2008年6月には世界中でのIELTSの受験者数がついに100万人を超え、TOEFLの受験者数を上回りました。アメリカでも2000以上の大学がLELTS を入学選考基準に採用しています。また、日本においても、英検がブリティッシュ・カウンシルと提携してIELTSを推進してゆく方針を発表しました。TOEFL iBTが日本人にとっては極めて難しい試験となってしまった現状では、これはよいことだと思います。
海外留学をめざす学生にとって、IELTSで受験することが、今後ますます主流になるだろうと思います。
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